第26章 25
ナミの話を聞きながらさすがはルフィだなーと思った。
ルフィの事は信じているし頼りにしているつもりだった。
ルフィなら海賊王にもなれるって思っている。
でも私はまだルフィが負けてしまったらと思ってしまう所があった。
ナミはルフィはどんな敵にも負けないと思っている。
ボロボロになりながらも敵を倒す所を何度も見てきたと、、、
ナミと話していくうちに少し気持ちが楽になった。
ルフィは負けない、、、今まで以上に強く思う事が出来た。
すると誰かが走ってくる足跡が聞こえた。
ルフィだった。
ナミは立ち上がり後は2人で話しなさいと言ってその場を去った。
ルフィは私を見つけると、に抱きしめた。
ル「やっぱり泣いたろ。」
ルフィは私の両頬を優しく包み込むと上を向かせた。
『ごめんね。ルフィ。ルフィはいつも私に色々な景色を見せようとしてくれているのに。私わがままばっかりで、、、怒らせちゃったよね。』
ル「俺が怒ってんのはそこじゃねぇよ。お前が自分自身の事、足手纏いなんて言うから怒ってんだ。お前が足手纏いなわけねぇだろ!
俺の仲間に足手纏いになる奴なんて1人もいねぇ!それにお前がいるだけで俺は強くなれんだよ!だから、そんな風に思うな!!わかったか?」
ルフィの言い方は怒っていたけど私の頬を撫でる手はとても優しかった。
ルフィの言葉がとても嬉しかった。
『わかった。ありがとう。』
ル「しししっ!わかったらいいぞ!」
私は嬉しくて泣きそうになるのを堪えて笑顔でこう言うと、ルフィは満足そうに笑った。
そしてこれからのことについて話をした。
私が立ち去ってからもみんなで話をしていたらしい。
みんなは私がモコモ王国に残り先にワノ国に向かう方がいいと言っているようだ。
チョッパーもルフィに着いて行くことが決まっていたし、まだ症状の安定しない人たちを、治療できる人が必要だろうということと、もものすけを思っての事らしい。もものすけは私に一番懐いていた。
ル「お前はどうしたい?」