第26章 25
そして、モコモ王国の2人の王から沢山の話を聞いた。
驚いた事に、みんなは忍者の雷蔵の居場所を知っていた。
居場所を知りながらもその居場所を隠すために拷問を受けても口を割らなかったそうだ。
そしてラフテルへの道を示す赤いポーネグリフのこと。
そして錦えもんからもワノ国で起こっている事の話を聞いた。
錦えもん達はカイドウに君主を殺されて討ち入りをするのだという。
もものすけの願いもあり、打倒カイドウのため新たに忍者海賊ミンク侍同盟を組んだ。
しかし麦わらの一味にはまだ問題があった。
サンジが置き手紙を残しビックマム海賊団の元へ行ってしまったのだ。
手紙には必ず戻ると書いてあったが、ナミは当時の様子からサンジの事をとても心配していた。
話を聞いていると確かにサンジが心配になった。
そしてルフィはサンジに話を聞きにホールケーキアイランドに向かう事を決めた。
サンジを行かせてしまった事を悔やんでいたナミやチョッパー、ブルックも一緒に向かうようだ。
そして案内人としてミンク族のペドロさんも同行してくれるよう。
ビックマムの部下のペコムズも一緒だ。
その他のメンバーは先にハート海賊団とともにワノ国は向かう事になった。
サンジと話をしに行くだけだと言っても相手は四皇、、、
サンジの事は心配だけれど、私は足手纏いになってしまうだろう。
それにもう少しモコモ王国の復興を手伝いたかった。
ル「お菓子の国なんておもしろそうだな!せっかくだしうめぇ菓子食って帰ろう!」
ルフィはいつものようにニコニコと話しながら私の頭に手を置いた。
ナ「ちょっとルフィー!も連れてく気?」
ナミは少し呆れながらこう言った。
ル「ああ、一緒に行く。まぁ、危なくなったら俺が守るし。に色んな景色見せてやるって約束だからな。来るだろ?」
一味の視線が私に集まった。
ルフィの気持ちはすごく嬉しかった。ずっと約束を覚えてくれているんだ。
それでもドレスローザのボロボロのルフィを思い出してしまう。
ルフィが側にいない旅に不安がないわけではないけれど、それ以上にみんなの迷惑にはなりたくなかった。