第26章 25
するとワンダさんはモコモ王国で起こった事を話してくれた。
カイドウの手下が雷蔵という忍者を探しに来たこと。
知らないと言えば街を破壊され拷問を受けたこと。
戦いは拮抗したがカイドウの手下が毒ガスを使い、モコモ王国は壊滅したこと。
なんて酷い事ができるのだろうか。
私達が何をしたのだ、と涙を流すワンダさんに声をかけることはできなかった。
荒れた町を見ているとドレスローザでの戦いを思い出してしまう。
指先が冷たくなり私はぎゅっと自分の手を握りしめた。
涙を流しながらもワンダさんは話の続きをしてくれた。
壊滅状態の国にサンジたちが上陸し解毒剤作ったりしてみんなを助けてくれたことを話してくれた。
ワンダさんはサンジ達にすごく感謝していて、麦わらの一味である私達も歓迎してくれていた。
サンジ達はやっぱりすごいな。
ルフィはワンダさんの話をずっと険しい顔で話を聞いていたが、サンジ達の行動を聞き誇らしそうに笑っていた。
ルフィの笑顔を見ると少し心が軽くなった。
ワンダさんの案内でナミたちと合流することが出来た。
久しぶりにナミ達に会えて嬉しかった!
少しして錦えもん達も無事に合流した。
私は、能力で怪我を治す手伝いをしたりしていた。
他にも子供達の宝物だったおもちゃを直してあげるととても嬉しそうにお礼をいってくれた。
するといつのまにか宴が始まっていた。
私はハート海賊団のみんなを探していた。
するとお揃いのつなぎを着た人たちを見つけた。
その中心にはいつもよりおだやかな表情のローがいた。
『ロー、仲間のみんなと無事に会えたんだね!』
『初めまして、です。ローから皆さんの話を聞いていて会えるのとっても楽しみにしてたんです!』
私はぺこっとお辞儀をして挨拶をした。
シャチ「本物の森の天使だ!!」
ペンギン「森の天使と同盟組めるなんて、、、!」
2人にこう言われ私は少し恥ずかしかった。