第25章 24
すげー幸せな夢を見た。
俺は海賊王になっていて、麦わらの一味もそれぞれの夢を叶えるために麦わらの一味は別々の道を進んでいた。
それでも俺とは一緒に暮らしていた。
はずっと俺が海賊王になるまで支えてくれていたから、今度は俺がを支えてやるんだっての作った孤児院を手伝ってた。
は今より大分歳とってんだけど、相変わらず綺麗ですげー幸せそうに笑ってて、俺はその顔見れただけで幸せな気持ちになる。
そんな夢だった。
髪を撫でられている感覚がした。
の穏やかな声で夢から現実に引き戻された。
現実の世界でもがいてくれて嬉しかった。
なかなかはっきりとした夢だった。
俺はと結婚するつもりだし、正夢だったりしてなぁ。
いつのまにか膝枕をしてくれていたの腰に手を回して、
寝起きの頭でこんな事を考えていた。
「ねぇ、ルフィなんの夢見てたの?」
が少し笑いながらこう聞いた。
俺はなんだか急に恥ずかしくなった。
は俺の顔を覗き込んでいるが、目を合わす事は出来なかった。
『何でそんな事聞くんだよ!俺、なんか言ってたか?』
俺は寝言で変な事を言ったんじゃないかと不安になって聞いてみた。
「ううん。でも、とっても幸せそうだったから。」
の言葉に先程の夢が蘇る。
『ししし。そうか。スンゲェ、幸せな夢だったんだ。海賊王になってよ、お前と2人で、、、、!』
気がついた時には遅かった。
慌てて自分の口を塞いだけれど、もう遅い。
何やってんだよ。俺は!
普段恥ずかしいとか思ったことねぇのに、今は何でかすげー恥ずかった。
『俺の夢なんてどうでもいいだろ!えーと、、その、とにかく元気になったんからよかった。もう、無理すんなよ!』
俺はの顔を見るのも恥ずかしくて目も合わさずにの元から去った。