第25章 24
『おい。トラ男、から離れろよ。』
俺は思わずこう言った。
トラ男「せっかく寝てるのに、俺が動いたら起きるかも知れねぇだろ。」
『だからってくっつき過ぎだ!』
そもそも何でトラ男に抱きしめらて寝てんだよ!
トラ男はが寝不足だった言い、が倒れてもいいのかとも言った。
が倒れていいわけねぇだろ。
俺は仕方なくその場を離れた。
俺はの体調の変化に気づいてやれなかった自分に腹が立った。
トラ男は気づいていたのか。
出来るだけ2人の方を見ないようにしようとしても、つい気になって2人の方を見てしまう。
の頭にはトラ男の帽子が被せられていた。
を寝かせてやらねぇといけねぇとわかっているのに、とトラ男を引き離したくて仕方なかった。
俺は仕方なく船内で過ごす事にした。
昼飯の時間になっても2人はキッチンに来なかった。
しばらく経って船外に出るととトラ男がいたはずの所には誰もいなかったのか。
やっとは起きたのか。
俺はを探すと、キッチンの方からの気配がした。
俺は急いでキッチンのドアを開けた。
キッチンにはとトラ男が俺達が食べた昼飯とは違う飯を2人で食べていた。
俺はに後ろから抱きついた。
は少し眠ったからか元気そうだった。
『あっ、コレが作った飯だろ!!トラ男だけずりぃーぞ。』
俺はの後ろから顔を出してこう言った。
「ルフィも食べる?」
『じゃあ、そのおにぎりくれ!!あーーん!』
俺が口を大きく開けているとはおにぎりを口に運んでくれた。
俺は、そのおにぎりを一口で食べた。
の飯はうめぇな。もっとくれ!と俺はまだ口を開けた。
するとトラ男に注意をされてしまい俺はおかわりを諦めた。
確かにコイツ細すぎだもんな。