第24章 23
「そろそろ行かなきゃ。でも後少しだけ、こうしてたい。」
『ゾウに着くのが不安か?』
俺はを抱きしめ直してこう聞いた。
「少しだけ。でもみんなにも早く会いたいし、ローの仲間にも会ってみたい。」
コイツの不安な気持ちが伝わった。
抱きしめるくらいで安心出来るならずっとこうしててやる。
俺達はベットの上でしばらく抱きしめあった。
しばらくするとは俺から離れた。
が身支度をしているのをぼんやりと眺めた。
寝起きでも、サラサラの髪つやつやの肌、ホントに綺麗だな、、、
が部屋から出ようとしたので俺も身体を起こした。
ドアノブにてをかけるを振り向かせ上を向かせた。
はこれから先、される事を理解して目を閉じた。
と唇が触れるだけのキスをした。
『今日も和食が食いてぇ。』
「任せて!」
そしては部屋から出ていった。
しばらくするとゾロ屋とがキッチンで話していた。
どうやら仲直りしたらしいな。よかったじゃねぇか。
はリクエスト通りの和食作ってくれていた。
相変わらず美味かった。
朝食を食べ終わりしばらくすると急に波が高くなりだした。
前方に大きな山ようなものが見える。
どうやら動いているようだ。
俺はビブルカードを取り出した。
あれがゾウか、、、
俺はこのまま進めと指示を出した。
そして、見えてきたのは大きな象だった。
1000年生きるゾウの背中に出来た国。
やっとここまできた。
あいつら上手くやってるだろうな。
象の足元にサニー号が停泊していた。
黒足屋達も無事に着いているようだ。
俺達はバルトクラブの奴らと別れてゾウに上陸した。