• テキストサイズ

夢が叶う時【ワンピース】

第24章 23


それなら早く寝た方がいいだろうと思い、俺は椅子に座っていたを横抱きにしてベットまで運んだ。
そしての頭を撫でて電気を消しの隣に寝転がった。
すると、は俺の方に擦り寄ってきた。
俺はの頭の下に腕を通して、しっかりとを抱きしめた。
も俺の背中に手を回した。
いつもより素直なが嬉しくて、キスでもしてやろうかと思いその顔を見るともは既に眠っていた。

俺は眠ったにキスをした。

しばらくするとはまた寝苦しそうにし出した。
俺はを抱きしめる腕に力を込めた。
すると、はまたスヤスヤと眠った。

目が覚めるとはまだ眠ったいた。
その寝顔が愛おしくてたまらなかった。
何度かキスをしているとやっとが目覚めた。 

俺が起きていた事が恥ずかしかったのか、俺の胸に顔を埋めて顔を隠した。

『照れてるのか?』と聞くと寝顔や寝言を気にしているようだった。
うなされている事は、は全く気がついていないようだ。
俺ももちろん言わない。

俺が少し寝言について揶揄うと顔を真っ赤にして怒るがかわいかった。
こいつに胸を叩かれたくらいでは痛くも痒くもなかった。


「ローのバカ。」
はこう言って、俺に背中を向けた。
俺は後ろからを抱きしめた。
が愛おしくてたまらない。
今までの恋人も大事にしてきたつもりだった。
それでも恋人にすらなっていないにもかかわらず、への想いは今までに感じたことのない程の想いだった。

いつもより少し遅く起きたに、朝飯の準備はいいのかと聞くと、今日はニコ屋が担当らしいがそろそろに手伝いに行かないとと言った。

また、こいつを独り占め出来る時間が終わろうとしていた。
部屋を出てしまえばなかなか2人で話す事は出来ないだろう。
それにのおにぎりも食べられないのか。

『今日はのおにぎり食べれねぇのか。』

俺は思わず口にしてしまうと、はふんわりと笑いご飯があれば作ってくれると言って、部屋を出ていった。

/ 242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp