第22章 21
その頃、、(ノーサイド)
の元を去ったゾロはキッチンにからくすねた酒の入った瓶を一気に飲み干すと力任せに床に投げつけた。
フランキー「お前さんも不器用な奴だな。」
話しかけてきたのがフランキーだと確認すると、ゾロは床にドカッと腰を下ろした。
ゾロ「うるせぇな。」
ゾロはこう言いながら船首を見ると、ルフィがを抱きしめていた。
ゾロ「泣かすつもりはなかったんだ。」
フランキー「ちょっと核心を突きすぎたようだな。まぁ、あいつならお前の気持ちも汲んでくれるだろうよ。」
ゾロ「だといいんだが。」
そう言って、その後も二人では優しすぎるだとか、頑張りすぎるだとか、鈍感すぎるだとか、褒め言葉にも悪口にもとれる話で盛り上がっていた。
サイド
ゾロはフランキーと何やら話し込んでいた。
何となく話しかけにくい雰囲気だったので話しかけるのは後でにしようと思った。
何やらバルトロメオさん達が騒いでいるなと思って側に行くと、ゾウに付けばお別れになるからと宴の準備をしてくれていた。
私はそれを手伝うことにした。
準備が終わりみんなを呼びにいった。
ゾロを探したが、ゾロは眠ってしまっていた。
私はバルトクラブのクルーさんと話ていた。
ゾロとのトレーニングを一緒にしていた人達だ。
みんな、私に気遣ってくれた。
結局、ゾロは起きないまま宴はお開きになり私もお風呂を済ませて
寝る準備をしていた。
するといつものように、ローが来てくれた。
いつものようにローの髪をタオルで拭いた。
『結局、ゾロに謝れてないんだ。』
ローに、私は色々と相談した。
ローは私の話を聞いてしっかりアドバイスもくれた。
ロー「もわかってると思うが、あいつも悪気があった訳じゃねぇから、お前が話しかければすぐ元の関係に戻れるだろ。」
『ゾロの言ってる事は当たっててね、人を傷つけるのは怖いの。
でも、だからと言って戦ってるみんなを見てるだけなんて出来ない。矛盾してるよね、、、』
ロー「そうだな、、、刀じゃない戦い方はどうだ?が剣術にこだわらねぇのなら、ゾウに無事に着いたらお前に合う武器を作れるかもしれねぇ。」