第22章 21
私は笑顔をみせると、ルフィは私を抱きしめた。
ルフィ「、キスしたい。ダメか?」
少し顔を赤くしているが、その目はしっかりと私を見つめていた。
ルフィの急なお願いにびっくりして少し言葉が出てこなかった。
『えっっっ、急にどうしたの?』
私は何とかこう返すと、抱きしめるルフィから逃げようとした。
ルフィ「急なじゃねぇ。といる時はいつだってしたいと思ってるよ。」
ルフィは抱きしめる力を強くして私を逃げられないようにした。
『でも、恥ずかしいよ、私達は恋人ってわけでもないのに、、』
ルフィ「お前が腹括ったらもう俺たちは恋人同士じゃねぇか。俺はいつでも準備は出来たんだ。」
ルフィはこう言い切った。
『ルフィ、、、』
私は何も言い返せなかった。
するとルフィは抱きしめていた力を弱めた。
ルフィ「そんな顔すんなよ。悪りぃな。困らせたかった訳じゃねぇんだ。」
そして、ルフィは私の髪をかき上げておでこにキスを落とした。
ルフィ「にししっ。これくらいで我慢してやる。」
ルフィは満足そうに笑っていた。
私は一度は恥ずかしくてルフィから目を逸らしたが、体を動かしてルフィの頬にキスをした。
ルフィ「おっおまっっ!!!」
ルフィは顔を真っ赤にして私がキスをした頬を触っていた。
『えっと、その、、、』
私自身もルフィの頬にキスした事に驚いていた。
無意識のうちにしてしまっていたのだ。
ルフィ「お前、それ、絶対に俺以外の奴ににするんじゃねぇぞ!」
そう言うと急に私を甲板に降ろした。
ルフィ「ちょっと頭冷やしてくる!」
そして足早に何処かへ行ってしまった。
急に一人なった私は散らばったままの刀を片付けた。
私はゾロと気まずいままにはなりたくなくてゾロを探した。