第4章 3
私とリリーとエースはひまわりの子供達と鬼ごっこをしていた。笑顔で走り回っていた。とても幸せだった。
すると、どこからか海軍大将赤犬が現れてエースを追いかける。
エースは逃げるのやめ赤犬と向き合う。
私は叫ぶ 『戦わないで!お願い!』
エースに私の声は届かない。
そして、、、命を断たれてしまう。
今度は天竜人が鬼となり私を追いかける。
捕まりそうになった私をリリーが庇う。
リ「幸せになってね」
そして天竜人に打たれ、血まみれのリリーだけになる。
気がつくと鬼ごっこをしていた景色は真っ暗になり、倒れていた2人は起き上がり私から離れていく。
『リリー、エース、行かないで!置いて行かないで!』
私の声に振り向くことなくで2人は暗闇を進んで行く。
レ「起きるんだ!今のは夢だ!」
体を揺すられ目が覚める。全身に汗をかいており目からは涙が流れていた。
大丈夫か?とレイリーさんは抱きしめてくれた。
それでも、先程の夢を思い出し涙が止まらなくなってしまった。
先程まで汗をかくほどだったのに今では震えが止まらなかった。
レイリーさんはとても心配そうに私を見つめていた。
『久しぶりにリリーとエースの夢を見てしまって。ごめんなさい。心配かけちゃって。起こしてくれてありがとうございます。』
何とかお礼を告げるとレイリーさんは
レ「久しぶりではないぞ!」と言った。
言葉の意味がわからないでると、レイリーさんは教えてくれた。
この島へ飛ばされてから、私は毎晩夢を見ながらリリーとエースの名前を呼び、行かないで!と泣いていた事。
私が泣き始めるとルフィが抱きしめて背中をさすってくれていた事。するとまた穏やかに眠れていた事。
今晩はルフィがいなくて夢を最後まで見てしまったんだろうと。
私はすごく驚いた。
いつも離れて寝ていたのに朝起きたら必ず抱きしめられていたのはそういう事だったのか。
ルフィの優しさにまた泣いてしまう。
どうしようもなくルフィに会いたかった。
レ「泣くのではなくありがとうを伝えたらいいんじゃないか?
ほら!」
と、レイリーさんが洞窟の入り口を見るとルフィが立っていた!
ル『ごめん。やっぱり間に合わなかったか。大丈夫か?』
ルフィは泣いてる私の顔を見てこう言った。