第4章 3
サイド
私は、お料理したりトレーニングをしたりしながら、昔あった王国の水回りなどを修繕したりして忙しく過ごしていた。
目が覚めると相変わらずルフィに抱きしめられている。
トレーニングは2人が森の中に行ってる時などにするようにしていた。
といっても体力作りのための筋トレぐらいしか思いつかなった。
レ「トレーニングするなら、教えてやるぞ?」
『やっぱりこっそりトレーニングしてるのわかってましたよね。戦闘の基礎知識もない私がいきなりレイリーさんに教えてもらうのは失礼な気がして。でもなかなか難しいですね。」
私は少ししょんぼりして答える。
レ「ちゃんの場合は、体力と筋肉量がないから正直言って戦闘向きではない。だが、見聞色の覇気の素質はあるように思う。トレーニング次第では習得出来るかもしれないぞ。ルフィの合間にはなるがやってみるか?」
と言ってくれた。
あの時も、あの時も、私に戦う力があれば、大切な人の死を見ている以外の事が出来たかもしれない。
それに賞金首なら自分の身を守る術も必要だ。
『いいんですか?嬉しい!よろしくお願いします!』
ル「も修行すんのか?負けてらんねーな!」
『私、強くなれるように頑張るね!』
2人に向けて笑顔で宣言する!
ある日、修行から帰ってきたのはレイリーさんだけだった。
ルフィはもう少しで見聞色の覇気を習得出来るみたいだ。
だから、追い込みとして冬眠する前の猛獣達を全部倒すまで帰って来ないらしい。おそらく2、3日かかるだらうとの事だった。
レ「そんな心配そうな顔しなくても今のルフィなら大丈夫だ。
何かあれば私もかけつける。」
レイリーさんは優しく私の頭を撫でる。
そうですね!っと笑ってみせた。
それから夜ご飯を食べて眠る時間になった!
『おやすみなさい。レイリーさん。』
なかなか寝れなかった。
ルフィ、ご飯食べたかな、怪我してないかな、やっぱり心配だったが修行の邪魔するわけにもいかず何度も寝返りを打つ。
おそらくはもうとっくに日付も変わっているだろう!
やっとの事で眠りについた。