第21章 20
ローの髪が乾くと私は2人分の飲み物を用意した。
2人で話をしてるとあっという間に眠たくなってしまってウトウトとしてしまった。
ロー「昼間、麦わら屋と一緒の時は寝てなかったのか?」
『何か色々考えてたら目が冴えちゃって、、ルフィは寝てたけど。』
ロー「なら早く寝ろ。」
ローは立ち上がると座っていた私を姫抱きにしてベットまで運んでくれた。
そして私の頭を撫でると電気を消して私の横に寝転がった。
『運んでくれてありがとう。』
私はローの側に移動してローと私の間にあった距離を自ら埋めた。
ローと密着すると聞こえるローの心音が心地よかった。
ロー「今日はやけに素直だな。」
ローは私に腕枕をしてくれてしっかり私を抱きしめた。
『うん。』
私もローの背中に腕を回した。
そして、すぐに意識を手放した。
目が覚めると、ローが起きていたことがわかった。
ゆっくりと目を開けるとローは私の髪を撫で、
ロー「起きたか、、、」
と微笑んだ。
私はローの胸板に顔を埋めた。
寝顔を見られていたのだろうと思うとすごく恥ずかしかったし、寝起きのローには何故かいつもドキドキさせられる。
『おはよ、、、』
私は顔を埋めたまま言うと、ローは「照れてるのか?」と聞いた。
『寝顔、変じゃなかった?』
ロー「ああ。」
『寝言言ってなかった?』
ロー「さあな。」
『えっ、何か言ってたの?何て言ってたの?』
ロー「お前のためにも言わない方がいいんじゃないか?」
私は何て言ってたのだろう、、、私は泣きそうな顔でローを見るとローは楽しそうに笑っていた。
ロー「冗談だ。なにも言ってねぇよ。」
私は怒ってローの胸板をいっぱい叩いた。
そんな私をローは微笑みながら見ていた。
私はローに背中を向けた。
『ローのバカ。』
ローはその言葉を無視して後ろからまた私を抱きしめた。
ロー「それより朝飯の準備はいいのか?」
私は時計を見た。今日はかなり遅くまで寝てしまっていた。
『今日はロビンが作ってくれるから。でもそろそろお手伝いには行かなきゃ。』
私はローの腕から離れてベットから出た。