• テキストサイズ

夢が叶う時【ワンピース】

第21章 20


『全然大丈夫だよ。』
私は精一杯の笑顔で返した。

ルフィはローにもたれかかっていた私をローから引き離すと私を姫抱きにした。

ルフィ「大丈夫か?お前に元気ないと俺まで辛いんだよ。無理すんじゃねぇ。」

みんなも見てる中でルフィは抱きしめた腕に力を込めた。
遠くからバルトクラブのみんなの視線も感じて恥ずかしかった。

『心配かけてごめんね。こんな風になるなんて思ってなくて、、、
次からは気をつけるね。』

私がこう言うとルフィは腕の力を弱めた。

ルフィ「治るまでずっとこうしててやる。」
ルフィはニコッと笑ってこう言った。

『ルフィったら大袈裟だよっ。もう元気になってきたよ。』
私が笑って言うとルフィも安心したようだった。

ルフィ「でもしばらくは離さねぇからな。」

ロー「、今日はもう能力は使うなよ。」
ローはこう言って私たちの側から離れていった。

『ローありがとう。』
私はローの背中に声をかけた。

『みんなもごめんね。心配かけちゃって。』

フランキー「船の事は俺に任せてゆっくり休めよ。」

みんなも私たちの側から離れて行った。

『ルフィ、もう一人で立てるよ。』
未だにお姫様抱っこされたままの私はルフィにこう言った。

ルフィ「まだ離さねぇー。」

ルフィは壁にもたれて座り込んだが、私を離す事はなかった。

『重たくないの?』

ルフィ「これくらいで重いわけあるか。トラ男にも言われてたけどよ、お前もっと太れ!」

『いっぱい食べてるんだけどなぁー』
結局お姫様抱っこのまま私たちは話をした。

しばらくして先に眠ったのはルフィだった。
先程のひょうから一変、甲板は暖かくてお昼寝にはぴったりだった。
話しながらウトウトし出したルフィは、

ルフィ「俺、眠い、、、でも俺が寝てもどこも行くなよ、、、」
目を擦りながらこう言ったルフィが可笑しかった。

『もう、わかったから安心して寝てもいいよ。』
わたしがこう言うとルフィの腕が解けて行き、すぐに気持ち良さそうな寝息が聞こえた。

側にいると言ってもさすがにこの体制は恥ずかしいので、ルフィの隣に腰掛けた。
能力を使い過ぎてクラクラなはずなのに、何故か目が冴えていて眠る事は出来なさそうだった。




/ 242ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp