第21章 20
みんなが船を守ろうとしている中、私だけ部屋に入ってるなんて出来ない、、、
でも、、、私にはみんなのように役に立つような事は出来ない。
ロー「!バルトクラブの奴が頭をぶつけてる。治してやってくれ。」
ローは能力でひょうを回避していた。
ローの目線の先に頭を抱えたバルトクラブのクルーがいた。
ルフィ「そうか!じゃあ頼む。怪我するなよ。」
そう言ってルフィは私を抱えていた腕を離した。
クルーさんの側に行き怪我の状態を確認した。
なんとか歩けそうだったのでその人に肩を貸して屋根のある所まで移動した。
途中覇気を使い何とかひょうを避けた。
それでも避けきれなかった時はルフィがギリギリの所でひょうを砕いて
くれた。
クルーさんの怪我は少し触れただけで治ったが、次々に怪我したクルーさんがやってきたのでみんなの怪我を治した。
そうこうするうちに、ひょうは止み太陽が出てきた。
みんなで、はぁーっと息をついた。
ルフィの腕が伸びてきて、
ルフィ「、怪我してないか?」
ルフィは心配そうに聞いてきた。
『うん。ありがとう!』
私がこう言うとルフィは笑って私の髪をくしゃくしゃにした。
そして腹減ったーっとキッチンに食べるものを探しに行った。
入れ替わりにローがやってきた。
ロー「怪我した奴らの傷は問題なかった。」
ローは念のため怪我したクルーさんを診ていてくれていた。
『よかった。』
ロー「お前がいてくれて助かった。」
ローの低い声が私の涙腺を刺激した。
私は何も出来なかったと思っていたから、ローの一言がすごく嬉しかった。
私が泣くのを我慢してるのはローにはバレているかも知れないが、私は笑ってローにありがとうと言った。
すると、ローは進路を確認してくると言ってバルトロメオさんの元へ向かった。
ルフィ「ー!何か作ってくれー」
キッチンからルフィの声がして私はキッチンに向かった。
そういえば、もうそろそろお昼の時間だ。
みんなは船の修理で忙しそうにしていたので、私はまた大量のおにぎりを作った。
作る側からルフィに食べられてしまうのでなかなか大変だった。