第4章 3
は体調がよくなってから、飯を作ってくれるようになった。
サンジには負けるが、限られた食材でこれだけ作れるんだから大した奴だ!
毎日、何かしら仕事をしたり、バレてないと思っているのだろうがトレーニングしたりして過ごす様子は、とても元気そうだった。
だけど、毎晩は眠っている時に泣いていた。
そして、いつも行かないでと寝言を言っている。
そしてリリー、エースと何度も名前を呼んでいる。
俺は何とかしてやりたくてを抱きしめて背中をさする。
リリーはを庇った奴だろう。
ホントに実の妹のような奴だったんだろうな。
エースはつい最近公開処刑された俺の兄ちゃん。
2人は友達だったのだろうか。それともそれ以上の、、、
アラバスタで会った時、じいちゃんのもう1人の孫に会ったのか聞いてみた事があった。
エースは会ったと言っていた。
あまりそれ以上は教えてくれなかったが悪いやつではないみたいな事をごにょごにょと話していた。
いずれにせよとエースは、寝言で名前を呼ぶほどの関係だったのだろう。
だとしたら、こいつは短い間に大切な人を2人も失ったのか。
ルフィは抱きしめた腕に力を込める。
何とかしてやりたい。
俺が絶対、何とかしてやるからもう泣くなよ。
ルフィは眠りながら涙を流すの涙を拭った。