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夢が叶う時【ワンピース】

第20章 19


バルトクラブには航海士がいない。
そのため、ゾウまでの航路は穏やかとはいかなかった。
私たちは航海士のいない海上をなんとか協力しながら進んだ。

航海が安定している時は、ゾロにトレーニングをお願いした。
バルトクラブのみんなも、ゾロに稽古をつけてもらえると言うことで何人かトレーニングに参加していた。
私はもうドレスローザの時のように足を引っ張りたくなかった。
洗濯などの手伝いをしながらも空き時間の全てをトレーニングに費やした。
ゾロと出来るだけ近いメニューをこなしてフラフラになっていると、フランキーやウソップが用事を頼んできた。
2人とも無理をし過ぎている私を心配してくれているのだろう。

今日もヘトヘトになってベットに入る。
バルトロメオさんの計らいで私とロビンには個室が用意されていた。

ベットに入って眠ろうとするもなかなか眠れなかった。
静かなこの部屋は私の不安を煽った。
色々と考え込んでしまいその日は結局ほとんど眠れなかった。

次の日もお手伝いをしながらトレーニングに励んだ。
途中、ルフィに釣りに無理やり付き合わされた。
凄く大きな魚がかかり引き上げるのにすごく時間がかかった。
その間ずっとルフィが後ろから一緒に竿を支えてくれて何とか釣り上げる事が出来た。

また夜になりベットに入る。
少し寝れても怖い夢を見て起きてしまった。
内容は覚えていないが、汗をびっしょりかいていて、泣いた跡もあった。
ドレスローザでの経験で、私は再び無人島にいた時のようになってしまっているんだろうか。
ルフィの側に行こうとも思ったが、ルフィに心配かけたくなくて言えなかった。
ローにも頼って欲しいと言われたけど、やっぱりローにも心配かけるのは悪いと思った。
それにドレスローザの事がきっかけで眠れなくなっていると知られるのが嫌だった。 
みんなは何ともなっていないのに、、、

その日もやはり眠る事が出来なかった。

次の日、朝から朝食を作り後片付けを終えて洗濯も終わりゾロの元へ行こうとすると一瞬でローの腕の中に移動していた。 

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