第20章 19
サイド
今、大きなこの船の上では宴が行われている。
バルトロメオさんの案内のもと連れて来られた大きな船は、大提督オオロンブスさんの船だった。
コロシアムでは敵として戦い、その後協力してドフラミンゴを倒した人たちが酒を酌み交わしている。
その他にもローの腕を縫い付けてくれたトンタッタ族のレオもいた。
先程までその人たちと、親子の盃を交わす交わさないで一悶着あったが、堅苦しいと渋るルフィを無視をして勝手に子分盃を交わすみんなもなかなかの曲者揃いだ。
私はロビンとフランキーに挟まれて話をしていた。
話題はやはりルフィのキスについてだった。
フ「あんなに堂々とキスしといて付き合ってねぇのかよ。てっきり俺ぁドレスローザでルフィの恋が実ってたのかと思ったぜ。」
フランキーはコーラを飲みながら話した。
フランキーの目線の先にはウソップと話しているルフィがいた。
『あのキスはルフィが勝手に、、、ルフィに好かれてたのもあの時初めて知ったんだよ。』
フ「お前さんよ、鈍感にも程があんだろ。」
ロビン「ゾロとチョッパー以外は、みんな気づいていたんじゃないかしら。」
『全然気づかなかったよ。だってルフィはみんなに優しいし。』
フ「にだけは違う顔見せてたろ。」
『うーん、、、私、恋愛感情ってわからないよ。』
私は自分の思いを素直に話した。二人なら私に恋愛とは何かを教えてくれる気がしたから。
ロビン「わからないものを急いでわかる必要はないんじゃないかしら。がその感情をわかるようになるまでルフィなら待ってくれるわよ。」
フ「そうだぜ。ルフィのことだ。その気持ちのまま受け止めてくれるだろぉぜ。」
2人はそんな風に話していたが、そんなに呑気な事は言ってられないよ、、、、
ロビン「ふふふっ。が向き合わなきゃいけないのはルフィに対する気持ちだけじゃないものね。」
ロビンの見つめる先にはゾロとお酒を飲んでいるローの姿が合った。
フランキーは不思議そうにしていたが、ロビンはローの気持ちまで気づいているらしい。
何だか益々恥ずかしくなって、2人に別の話を振った瞬間、私の体
に腕が巻き付き、気付けばばルフィの腕の中に移動させられていた。