第18章 17
俺はコロシアムの地下でコアラやハックと合流した。
ルフィの仲間もそこにいた。
コアラはロビンとは久しぶりに会えて嬉しそうだ。
どうやらこの国のオモチャ達が人間に戻ったようだ。
オモチャにされていた人々が人間に戻り国中大混乱だ。
ドフラミンゴは鳥篭でここにいる者全てを逃れないようにした。
秘密を知られた者たちを全員殺すつもりだ。
さらには人々を操り殺し合いをさせる。
なんて野郎だ!!
ルフィはドフラミンゴを倒すつもりなのだろう。
それなら俺はその援護を引き受けよう。
この国にもう1人やっかいなのがいる。大将藤虎。
俺はこいつの相手をしねぇとな。
俺は藤虎の前に立ち塞がり、ルフィ達の元に向かわせないようにした。
やはり大将となりゃ強ぇな!
だがこいついまいち本気じゃねぇし、何考えてんだ。
掴めねぇ男だな。結局、戦いは痛み分けで終わった。
住人達の避難を誘導していると、走っているを見つける。
さっきよりボロボロになっている。
手首には血が滲んでいる。
『。どうしたんだ!』
『おい!。大丈夫か?』
俺はを追いかけて声をかけたが、は全く気がつかない。
かなり、気が動転しているようだった。
俺はの手を引いてこちらを向かせた。
『何度も呼んだのに。どうしたんだよ。仲間達と一緒じゃないのか?』
俺はてっきりさっきの仲間達と一緒にいると思っていた。
「さっきまで、ドフラミンゴに捕まっていてローが逃してくれたんです。早くみんなの所に行かないと。」
は今にも泣き出しそうな顔をしていた。
俺はを落ち着かせようと声をかけた。
まずは傷の治療をしようと言ったが、は出血していることすら今気づいたようだった。
俺はの乱れた前髪を整えた。
こんなにボロボロになって、、、、
こんな事になるならあの時もっと一緒にいるべきだった。
俺は自分を責めた。
俺は傷ついた手を見ようとすると、は驚くべき事を言った。
「私は、キュアキュアの実の能力者なんです。だからこれぐらいの傷なら勝手に治ります。きっと仲間たちも怪我してるだろうから治してあげないと。」