第17章 16
しばらくしてから家に戻ると、ちょうど家から出る麦わら屋に出会った。
麦わら屋には礼を言いたかったが、麦わら屋はなんとも言いようのない表情を浮かべていた。
俺にも気がついていないようだった。
何かあったのかと家に入るとみんな揃っていた。
何だか気まずい空気だった。
は下を向いたまま、俺のそばを横切り家を出た。
俺は様子のおかしいを追いかけようとした。
フ「今は、一人にしてやれ。」
事情をしっているのかロボ屋に止められた。
追いかけるわけには行かなくなり、家の中での帰りを待った。
麦わら屋と喧嘩でもしたのだろうか。
すると、バルトロメオが俺たちを迎えに来た。
海軍が動き出したようだ。
ロボ屋がを呼びに行った。
バルトロメオ曰く、トンタッタ族やコロシアムの奴らがみんな協力して俺たちを逃そうとしてくれているらしい。
これも麦わら屋の不思議な力のおかげだろう。
麦わら屋はすぐ戻ると言ってどこかへ行ってしまったが、その表情はいつもの麦わら屋だった。
フランキーと走るもいつも通りだ。
逃げる途中でセンゴクに、引き止められた。
コラさんの上司にだったこいつとは俺も話してみたかった。
センゴクは俺に「受けた愛に理由などつけるな」と言った。
「お前は自由に生きればいい」とも言われた。
コラさんもそう言うだろうと。
コラさん、俺はコラさんの事いつまでも忘れねぇよ。
そしてこれから俺は自由に生きるよ、、、。
バルトロメオの案内で俺たちはドレスローザを出航した。