第18章 17
ルフィサイド
ドレスローザが見えて来た。
どんな冒険が待っているのかとワクワクする。
ふと、船内を見ればもものすけとが話していた。
不安そうなもものすけの表情もと話すうちにどんどん明るくなっていった。
少しして俺は上陸前の腹ごしらえをしようとにキッチンに向かう。
いつもの癖でを探すとトラ男の手を握っているを見つけた。
トラ男はここ最近思い詰めた顔ばかりしていたが、今のトラ男の表情は晴れやかだった。
手を握り合う二人はまるで恋人同士のように見えた。
あいつ、俺には手なんか握ってこねぇのに、、、
トラ男も何握り返したんだよ。
二人の邪魔をしようとすると、ナミに引っ張られた。
ナ「ちょっと作戦を確認するわよ。観光に来たんじゃないんだからね。」
『わかってるってー』
ウソップも混ざりいつものやりとりをする。
もう一度を見ると今度はロビンと話していた。
あいつらさっきは何話したたんだろ。
当初の作戦通り、ドレスローザに着いた俺たちは三手に分かれる事になった。
着替えを済ませて街へ繰り出した。
街にはうまそうな匂いがして、腹が減った。
とりあえず飯だな。
街に入るとオモチャ達が普通に暮らしていて驚いた。
色んな国があるんだなぁー。
飯屋で色々あって結局、俺ととフランキーだけになる。
まぁ、あいつらなら大丈夫だろ。
ドフラミンゴの部下に幹部の居場所を聞き出そうとすると、今日開催しているコロシアムの優勝者にはメラメラの実が与えられると知った。
エースの実だ、、、
誰にも渡したくねぇ!!
の様子も少し動揺しているようだった。
そりゃ、こいつだって誰にも渡したくないと思ってるはずだ。
俺はコロシアムに参加する事にした。
も参加すると言ったが、俺は止めた。
の出場したい気持ちは分かる。
その気持ちは俺が引き受ける。
を危険な目に合わせたくなかった。
俺がの肩に手を置くと、は俺の胸に顔を埋めた。
「ルフィ、、、無茶しないでね。」
『わかってる。』
俺はの頭を撫でた。
俺の心配をしてくれているその言葉だけですげぇ嬉しかった。