第16章 15
顔の熱が引くまで、ドレスローザの景色を見ていた。
どの方向を見ても景色は開けており、視界を遮る鳥籠は無くなった。
私はただ、この国の復興を願った。
錦えもんさんとカン十郎さんがルフィのために食糧を調達して戻ってきたので私も家の中に入った。
ご飯の匂いにルフィは目覚めたようだ。
ル「は?」
ルフィは私を見るなり腕を伸ばして私を抱きしめた。
『おはよう。ルフィ。』
ル「なぁ、ドフラミンゴに何もされてねぇよな?」
起きてすぐに私の心配をしてくれたルフィ。
ルフィの心配そうな顔に心が痛む。
『何もされてないよ。助けに来てくれてありがとう。』
私は安心してもらえるように笑って答えた。
ル「あたりめぇだろ。」
私はご飯食べないのかと口を開こうとすると、突然ルフィにキスをされた。
驚きの余り抵抗できずにいると、少ししてルフィの唇は離された。
部屋にはウソップもロビンもフランキーもキュロスもベラミーも錦えもんさんもカン十郎さんまでいた。
ルフィの突然の行動にみんなが騒がしくしている。
眠っていたゾロまで騒ぎで目を覚ましている。
私はルフィと距離を取りルフィの胸を叩いた。
『急に!何するの?』
私は恥ずかしくてルフィから顔を逸らしてに言った。
フ「おいおい!お前らそういう関係になってんなら早く言えよー」
『違う!今のはルフィが勝手に、、、』
私は恥ずかしくて堪らなかった。
ル「俺、ずっと前からよ、が好きなんだ。を困らせたくなかったから言えなかったけど、もう限界だ。」
ルフィを叩いていた手はルフィに掴まれもう一方の手でまた、抱き寄せられる。
きっと私の顔は真っ赤だろう。
『ねぇ、ほんとにどうしたの急に。恥ずかしいよ。』
私はルフィの腕から逃げようとしたがルフィは逃してくれない。
ウ「おい!ルフィ!!が困ってんだろ。」
ウソップの言葉にルフィは私を解放した。
ル「わりぃ。でも俺の本心だ。少し頭を冷やしてくる。」
ルフィは家を出て行った。入れ替わりでローが家に入ってくる。
ローは家の中の雰囲気に不思議そうにしていた。
私は堪らなくなり家を出てルフィと逆の方へと向かった。