第16章 15
キャベンディッシュ「僕の存在を無視してイチャイチャするなよ!
君はこんな可愛い子を残して死ぬわけには行かないだろう!やっぱり傷口が縫えたらみんなの元へ降りるぞ。」
ロー「あぁ、世話になったな。お前らも助かった。」
ローは縫合されたばかりの手を庇いながら起き上がった。
『まだ動かない方がいいわ。』
ロー「、心配かけてすまない。お陰で動けるようになった。まだ俺にも出来ることがある。」
ローは私を片腕で抱き寄せた。
ロー「必ず戻る」
私はローの背中に手を回しローの胸元で頷いた。
ロー「すまないが、こいつを頼んだぞ!」
次の瞬間、目の前のローは消え石ころが落ちた。
私は、石ころを見つめた。
本当は行ってほしくなかった。
それでも普段冷静なローがここまで熱くなるには私の知らない理由があるのだろう。
私はローを止めれなかった。
キャベンディッシュ「さぁ、降りよう。」
キャベンディッシュさんに促され私はみんなの元に戻った。
鳥籠がどんどん縮まる中、この国の運命はルフィに委ねられた。
私達も何とか糸を押し返そうと町に降りた。