第4章 3
おじいちゃんがいつも困ったような顔をしながらも誇らしそうに話していた。
エースがとても世話が焼けると言いながらも優しい顔をして話していた。
クロコダイルを倒し、世界政府に喧嘩を売った。
そして頂上決戦ではエース救出のため最前線で戦った。
会ったことのないルフィさんだけど、頂上決戦からその安否は気にしていた。
辛い思いもしたに違いないけど無事でいてくれて、笑ってくれていてホントに嬉しかった!
『ルフィさん、私もガープおじいちゃんの孫なの!』
ル「あぁ、知ってる!じいちゃんが海軍本部の近くに孫がいるって言ってた!髪が白いって言ってたからお前だろ!」
『ずっと会ってみたいなって思ってたの!』
思わずルフィにに抱きつく。
ルフィは頭をクシャクシャも撫でるとしししっと笑った!
『おじいちゃんにも迷惑かけちゃったな。』
と俯くと、
ル「じいちゃんはが笑ってたら何も言わねぇよ!」
と言ってくれた。確かにそんな気はする!
エースの話はしなかった。まだ思い出したくない事もあるかも知れない。
なによりエースが公開処刑される事を知りながら何もできなかった私が軽々しくエースの話するのに抵抗があった。
するとレイリーさんが色々な猛獣達を仕留めて帰ってきた。
レ「ちゃん、もう起きていいのか?」
『はい!色々とありがとうございます』
レ「それはよかったよ!今日はルフィくんがなかなか手強かった猛獣を仕留めな!
少しばかり豪華な食事にしようと思って食材を調達してきたところだ。ちょうどよかった。ルフィくんの成長とちゃんの快気祝いにしよう!」
ルフィはやったぁーと嬉しそうだ!
レイリーさんは仕留めてきた食材を調理していた。
何日か生活していてわかったのはここ、無人島での食事は基本、
猛獣達を焚き火で焼くというスタイルらしい。
私はイカダを作っていた浜辺に岩塩の塊を見つけていた。
『少し、浜辺に行ってくる』と浜辺に向かうと
ル「お前1人はあぶねえだろ!」
と言ってルフィがら付いてきてくれた。
実際に、ルフィが着いてきてくれていなければ浜辺に辿り着く事すら出来なかっただろう。
何度も猛獣たちに襲われて最終的にはルフィ抱きかかえられてやっと浜辺に着いた。
『ごめんなさい。こんなに猛獣いるなんて思ってなくて。』