第15章 14
ド「フフフッフフフッ俺はお前のそういう非情さを買ってたんだ。
お前なら出来るよな!大事な女を意識が無くなるまでぶっ飛ばす事ぐらい。俺に復讐するんだろう。」
ドフラミンゴは私を拘束していた糸を解くと私に剣を持たせた。
私は体が思うように動かなくなり、ロー向かって剣を振り下ろした。
ロー「くそっ!!」
『嫌っ!!!こんな事したくないの。ロー、私なら大丈夫だから。お願い!!私を止めて。私を攻撃して。これ以上作戦の邪魔はしたくないの!!』
どこまで私はみんなに迷惑かけるのだろう。
悲しくて悔しくてどうにかなりそうだった。
ローは私の攻撃をただ避けている。
ド「フフフフフッ腑抜けになったな、ロー。コラソンなんかに影響されやがって。コイツらを倒さねぇと俺に攻撃なんかできねぇぞ。」
ル「!!ドフラミンゴーー!今すぐコイツらを解放しろ!!」
『ごめんなさい。ロー。私なら大丈夫だからお願い、、、」
操られた体は、ロー向かって剣を振り続ける。
ロー「出来るわけねぇだろ。」
ローは声を荒げた。
すると、ルフィは何故かロー向かって攻撃を仕掛けてきた。
その瞬間、ローとドフラミンゴが入れ替わりルフィの大技がドフラミンゴに命中した。
ローもトレーボルに攻撃をしてトレーボルはバラバラに切断された。
次の瞬間、私は王宮にある大地にいた。
ローが能力で逃してくれのだ。
この場で崩れ落ちて泣いてしまいたかった。
何とか立っている今も涙で目の前が見えない。
操られ、ローを傷つけてしまうのではないかと思ったときの恐怖。
私は目の前で繰り広げられる悲劇に何も出来なかった悔しさ。
色々な感情に押しつぶされそうだった。
それでも、何とか意識を保った。
みんな頑張って戦っているのだ。
とりあえずは一味の誰かと合流しよう。
涙を拭いみんなを探した。
少し走ると、後ろから腕を引かれた。
振り返るとサボさんだった。
サ「何度も呼んだのに。どうしたんだよ。仲間達と一緒じゃないのか?」
知っている人がいて私はとても安心出来た。
『さっきまで、ドフラミンゴに捕まっていてローが逃してくれたんです。早くみんなの所に行かないと。』
サ「変な男に捕まるなと言っただろう。急ぐ気持ちはわかるがまずは傷口の手当てだ。」