第15章 14
私は急いでローの元へ駆けつける。
しかし、ドフラミンゴの糸により手足を拘束されてしまった。
ローの事が心配過ぎて見聞色を使っても避けきれなかった。
『離して!ドフラミンゴ!!私はあなたを許さない!』
手足をバタバタするも全く動かなかった。
ル「大丈夫か?を離せよ。」
ルフィは駆け寄ろうとしてくれていたがコロシアムの柵は海楼石だったようだ。
先程、レストランであった盲目の男もドフラミンゴの見方をした。
彼は海軍大将藤虎だった。
ド「フッフッフッ、この女麦わらの一味になってやがったのか。お前を
ご所望の奴は俺の知り合いなんだ。」
私は糸で口も塞がれる。
藤「ローさん以外に誰が捕まえたんでやすか?」
ド「ああ、知り合いが探していた女を見つけただけだ。海軍の出るまくじゃねぇよ。」
藤虎とドフラミンゴはそれぞれの能力で空を飛び、ローと私を連れて王宮に向かおうとしていた。
ゾロと錦えもんは私たちを助けようと戦ってくれている。
ルフィ「トラ男!!!!」
私は抵抗出来ずドフラミンゴに担がれ王宮に着いた。
王宮に着くと、私は白髪の強そうな男の人の隣に投げ飛ばされた。
男の人は小声で「大丈夫か」と聞いてくれたので私は首を縦に振った。
ローはハートの椅子に座らされていた。
手には海楼石の手錠をされていて、私から見てもまだ意識はない。
私は何とか能力を使いローの手当てをしようと試みるも腕を背中に回され強く糸で縛られていて癒しの力を飛ばすことが出来なかった。
メラメラの実に気を取られてしまい、私はローとの作戦を蔑ろにしてしまった自分を責めた。
まんまとドフラミンゴの策にハマったのだ。
声も出せないまま目から次々と涙が溢れた。
ロー、死なないで、、、。
藤虎は私たちを始末した後でドフラミンゴを消すと言った。
2人の間に緊張が走るもとりあえず今は協力すると言って藤虎は部屋を出た。
その後、ローの意識が戻った。
ローはぐったりしていたが、命に別状はなさそうだ。
ローは私を見ると驚いた顔をして、目を逸らした。
しばらくするとドフラミンゴの部下達がやってきて、ウソップ達とトンタッタ族が協力してシュガーを狙っているのは何故かとローに尋問した。