第14章 13
甲板での声がした。
を捕まえて俺の側に座らせる。
は船首にいる時は、何だかんだ言いながらも話を聞いてくれる。仲間たちも邪魔をしない。
いつものように話しているとは眠たそうにしていた。昨日、眠れなかったらしい。
俺はこのまま寝てもいいと言ったのに、は寝ようとしない。
寝てる間に運ばれて、起きた時に俺がいないと寂しいからだと言った。バーベキューをした時の朝も、俺がいなくて寂しかったと。
俺は嬉しかった。すげードキドキしてるのが自分でもわかった。は甘えたように俺にくっつく。
起きた時俺がいないと寂しいなんて言われて、期待しない奴いるのか?は俺に甘えてくれているんだ。
俺はに「30分だけだ」伝えて横抱きにした。
すぐにが眠ったのがわかった。
、、、、昨日何で眠れなかったんだ?ドレスローザに入国するのが不安なのか?
、、、、今度からは絶対に起きるまで側にいてやるから俺以外に甘えたりするなよ?
すやすやと気持ちよさそうに眠るの髪を撫でながら思う。
船首に一人で退屈だったが、が起きた時に寂しくなっちゃうくらいなら退屈ぐらい我慢しよう。
の髪を撫でていると、また体が熱ってきてしまい、俺はひたすら耐えた。
サンジが飯が出来たと声をかけてくれた。
その声にも目を覚ます。
と一緒にキッチンへ向かった。
船はまもなくドレスローザに到着する。