第14章 13
俺はが真剣になる理由ならわかる。
俺はこの船で唯一の過去を知っている。
は絶対強くなれる。
頑張れ!!
甲板でのバーベキューが始まった。
やっぱりサンジの飯はうまいし、天気もいいし最高だった。
俺はを捕まえる。
するといつもならスポンっと俺の腕に収まるのに何だか服を気にしていて、「スカートって大変なんだよ。」と言った。
は下着が見えないようにスカートを抑えていた。
の表情ばかり見ていてスカートだなんて気が付かなかった。
何だか今日はいつもより照れたような顔をよくするなとは思っていたが服がいつもと違っていたのか。
そういえば無人島ではレイリーのTシャツを着ていたけど、船に乗ってからはずっとズボンだったな。
今さらだけど、めっちゃ似合ってるし可愛いな。
俺は恥ずかしくなり密着していた体を離す。
は眠たくなったのか、俺の足に頭を預けた。
俺も眠たくなってを抱きしめて横になった。
いつものようにの足を挟み込もうとした時、の素足に気付き俺の体温は一気に上がった。
眠たかったはずの俺は眠れなくなった。
安心しきった表情ですやすやと眠るを見るとなぜか悪い事をしてしまっている気がした。
俺はから離れた。
すぐそばにはウソップも寝ている。
無人島で、眠っている間に俺の腕から離れたがレイリーに抱きしめられていた事を思い出し、結局女部屋にを運んだ。
ナミに「あんた、ホントにだけは甘いわね。後は任せて。」と言われを預けた。
は能力もだいぶ使いこなしていた。
今日は立ち上がれなくなるほどトレーニングをしていた。
は強い。こんなんじゃ負けない。
頑張れ!!
俺は何も言わずにトレーニングを見守った。
そしてついに新聞にドフラミンゴの七武海脱退のニュースが出た。
作戦の事はトラ男に任せてあるからよくわかんねぇけど、これでやっとドレスローザに進路を進められる。
はもちろん俺と一緒に入国する。
色々な景色を見せてやる約束だからな。
何かあっても俺が守ればいい。