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夢が叶う時【ワンピース】

第13章 12


は、一緒に甲板に行こう言ってきた。
服ごときで大袈裟な奴だと思ったがの恥ずかしがる様子は、いつも小動物みたいで守ってやりたくなる。
俺は区切りのいいところまで本を読んでしまいたくてを待たせた。
しかし、アクアリウムを見つめるが可愛くて本どころでは無くなってしまった。
とりあえず本に栞を挟んでと甲板へ向かった。

は服を褒められて嬉しそうだった。
こんなに喜ぶなら何枚でも買ってやる。

俺は飲みながらトニー屋と医学の話をした。
俺は外科だし、トニー屋は内科で専門が違うからこそ色々とためになった。

風呂に入って甲板に戻れば麦わら屋に膝枕をされているが目に入った。
周りの仲間達もそれが当たり前のように何も気にしていない。
俺はすぐに麦わら屋からを離したい衝動に駆られたが、
なんとか耐えた。

自分でもこんなにに惚れているのかと驚かされる。
の事を縛り付けて他の男の目に触れさせたくなかった。
黒足屋がと話すといちいち目がハートになるのも、
骨屋がパンツパンツと騒ぐのも気に食わない。
何よりが麦わら屋だけに見せる甘えた表情に腹が立つ。

自分は束縛を嫌い海賊として自由に生きているのに、好きな女は自分の側に縛り付けておきたいだなんてふざけた感情だ。

俺は男部屋に戻るも相変わらず眠れなかった。

次の日、は能力の使い方を教えてほしいと言ってきた。
俺を頼ってきたことが嬉しかったし、俺は親身なって能力を使う感覚を教えた。
は飲み込みが早かった。
すぐに色んなことが出来る様になっていた。

の能力があれば、よっぽどでない限り医者がいらない。能力の応用が効くようになれば色々な場面で重宝されるだろう。
この見た目でその能力を手に入れいれてしまっては、こいつはますます危険な目に遭うのではないか。
森の天使と言われ、ALIVEONLYで懸賞金がかけられてるような奴だ。俺の側でずっと守ってやれたらいいのになと思った。
まぁ、大人しく守らせてはくれないだろうが。



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