第13章 12
ローサイド
船はリミットアイランドを出港した。
作戦を次の段階に進めなければならない。
でんでん虫でドフラミンゴにシーザー引き渡しの条件を伝えた。
ドフラミンゴは条件を飲むしかないはずだ。
コラさん、もうすぐコラさんの本懐を果たすよ、、、
でんでん虫を切るとが心配そうに、大丈夫かと聞いてきた。
にあまり心配はさせたくない、俺は大丈夫だと答えた。
ドフラミンゴに提示した期日は1週間。
その1週間がとても長く感じた。
麦わらの屋は全く緊張なんてしていないのだろう。
夜はバーベキューらしい。
俺は米が食えれば何でもいい。
自分の船ではないし、自室もないこの船で手持ち無沙汰で過ごしているとついを探してしまう。
は麦わら屋と船首にいた。麦わら屋は船首にはしか乗せないらしい。
いつになったら船首から降りるのだろうか。少しイライラした。
船首から降りた後もは忙しそうだった。
島で買った服を渡してやろうと思っていたがなかなかタイミングがなかった。
仕方なく俺も島で買った本を読んでいた。
すると、ゾロ屋とが修行を始めた。
途中から麦わら屋も参加してなかなかハードな運動をしているように見えた。
修行を終え、肩で息をするに水を渡す。
は素直に水を飲んだ。
に買っておいた服を渡す。
出来るだけ普通に渡したつもりだったが、たかだか服をプレゼントするのに緊張している自分がいた。
それでもはとても喜んでいて買ってよかったと思った。
さっそく今日のバーベキューで着てみると言っていた。
バーベキューの準備で甲板が騒がしくなりアクアリウムに移動した。ここは潜水艦で潜っているようで、ポーラタンク号を思い出し読書が進んだ。
するとに声をかけられる。
読んでいた本から目線をあげると、ワンピースを着たが恥ずかしそうに立っていた。
普段着なれない服で不安だったのか、変じゃないかとわざわざ聞いてきた。
変どころかとても似合っている。
の髪や目の色ともとても合っていた。
俺が「似合ってる」と言うと嬉しそうにしていた。