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ウチの悪魔は『待て』が出来ない

第4章 甘すぎ天使とおねだり悪魔




「…………なか、あっつ………」


熱い。
さっきから、身体全部溶けそうなくらい。
熱くて。


「ど、しよ…………たかなし………っ、気持ちいい」

「…………っ」


「ひぐ………っ」


急に。
なかを襲った圧迫感に、思わず腰を引けば。
にこりと。
天使みたいに笑う小鳥遊くんと、目が合って。


「おいで雪乃さん、もっと奥、トントンてしてあげる」
「や………っ、まって」

ぐ、て。
腰が彼に捕まって。
そのまま椅子に腰掛けた、彼の膝の上。
奥深く、彼自身が挿入りこんだ。


「…………っ、は…っ」


「雪乃さんすごいね、なかドクドク言ってる。気持ちいい?」
「や………っ、ぁあ………っ、も、いわな………っ、っぁあ!!」


彼の膝の上に乗っかる形で、つま先くらいしか床につかなくて。
自分の重みで。
さらに奥深くに、彼をより感じる。
それなのにさらに激しく揺さぶるから。
気持ち良すぎて、苦しくなる。


「…………なん、で、今日………」
「ん?」
「なんか、機嫌…………っ、や、ぁ、そ、れぇ!!」


ぐ、て。
思い切りおしりを両手でひろげるように、つかまれて。
さらに彼の方に引き寄せられて。
ミシミシミシ、と。
その存在感になかが悲鳴をあげる。


「………や、ぱり、なんで、おこ、っ、る?」


小鳥遊の首にしがみつきながらも。
問いかけた、疑問。
ずっと思ってた。
今日はずっと、意地悪だ。
ひとつひとつの行為は優しくて、丁寧なのに。
なんだろう。
所々見え隠れする、隠しきれてない不満のような、怒ってる、ような。
言葉。
表情。

…………セックス。



「怒ってるわけじゃ、ないです」

ぽすん、て。
あたしの胸に顔埋めて。

「…………雪乃さん今日すごく、かわいいから。抑え、効かなくて」
「怒って、ない、の?」

そのままぎゅー、って。
痛いくらいに抱きしめられた。

「っ」

ついでに。
挿入ったままの、彼自身が子宮へとあたる。


「…………なんで俺じゃなくて荻野さんに、残業頼んだの?」


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