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ウチの悪魔は『待て』が出来ない

第4章 甘すぎ天使とおねだり悪魔



は…………っ。
はぁ。
はぁ。


イった。
今。
職場、なのに。
あたし、なんで…………。


「まだだよ、雪乃さん」
「え」



ぐちゅん!!
て。
今度は指が2本、一気になかへと入ってきた。


「ねぇ雪乃さん、会社でちょっと乱れすぎじゃない?大丈夫?」
「ぁ………っ、なん、で………」

なんで今日、いつもよりも。
なんか………。

「ああ…………。それともここが職場だから?」

「ひぐ…………っ、や、っぁ、そ、れぇ!!」

奥。
なんで今日そんなに奥、強くする…………?
なんか。
なんか。


「雪乃さん声、誰か残ってたら聞かれちゃうね?」
「や、だぁ…………っ。指、はや、い………っ」
「ゆっくりする?」
「あ…………」

さっきまで息出来ないくらいに揺さぶられた指先が、ゆっくり奥と手前を、擦る。
勢いがなくて。
イきそうだった刺激が、途中で中断された。

「たか………っ、な、し!!今…………っ」
「何?」
「…………っ」

やっぱり、なんか今日…………。

「泣くほど気持ちイですか?指?」

ペロリ、って。
小鳥遊の舌が、涙を舐めとって。
また。
唇が重なった。



「たかな、し…………っ、も、むり………っ」

「雪乃さんいっつも顔隠すよね、なんで?」
「むり、だから………っ」
「むり、むりって何が?」


「気持ち、良すぎて………っ、むり………」



無理だ。
こんなの。
もう。
限界…………。


「だから…………、はやくなか………っ」


自分でも何言ってるのか、わかんない。
とんでもなくたぶん、恥ずかしいこと言ってる、けど。
もうほんと無理。
我慢なんて、無理。




「…………雪乃さん………」


「ごめ………っ、たかな、し、も、むり………っ、だから」


彼へと伸ばした右手は。
彼の左手へと絡まり。


「雪乃さん、好き…………っ」


「!!」



瞬間。


「ふ………っ、ん!!んんぅ!!ん!」



小鳥遊自身、が。
ゆっくりと。



挿入って、きた。




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