第4章 甘すぎ天使とおねだり悪魔
「立ってるの辛いでしょ?」
降ろされた場所はあたしのデスクの上、で。
にこりと笑った天使に、一瞬ゾクリと、した。
「…………ご飯、もらうね?」
真っ赤に覗く舌を視界が捉えた瞬間。
瞬時に身構えるけど。
そんなのお構いなしに。
彼は濡れそぼるその場所へと。
躊躇なく舌先を伸ばした。
「っ」
下着が横にずらされて。
直接舌が這う。
充血したその蕾を痛いくらいに舐めまわし、わざとらしく立てられた卑猥な音が、あたしの脳を羞恥心で焼き尽くす。
「た、か………っ、な、し………っ!!」
「なか欲しい?すごいヒクついてる」
「…………っひ、ぁあ!?」
舌。
今………。
なか。
なかに。
舌先が出たり入ったり、してる。
嘘。
これ。
「!!」
ビクン!!
て。
さらに反り返る身体。
なかを舌が刺激して。
先ほど痛いくらい舐めまわした突起を、指先が今度は刺激する。
駄目。
これ………っ。
嘘。
どーしよう。
気持ちいい。
気持ち良くて、おかしく、なる…………っ。
「た、かな…………っ、し!!」
ぎゅう、て。
彼の頭に手を置いて、しがみつく。
「いいよ、大丈夫雪乃さん、イって」
「…………っあ、ぁああああ——————っ!!」