第2章 無邪気な天使は悪魔な肉食獣
余裕なさげに汗を着ていたTシャツで拭う姿がすごく、セクシーすぎて。
かわいすぎて。
さっきまでのガンガン突いてくる獣とのギャップに。
…………どーしよう。
かわいすぎてお腹、くるし…………っ。
「雪乃さん、さっきからずっと吸い付いてくんね、ここ」
「ひゃぁあ!!」
つー、と。
人差し指がお腹をなぞって、また、ゾクゾクする。
「…………いつも冷静でカッコいい雪乃さんが、俺の下でこんなエロかわいい顔してくれるって知ったらみんな、どー思うかな」
「や…………!!なかとそれ…………ッッ!!指!!だめ!!」
なかをガンガン激しく抉りながら指先はすぐ上の突起をコリコリと刺激して。
駄目これ。
また…………っ
「イ…………ッッ!!」
頭の下にある枕を両手でぐっと握りしめて。
「いいよ雪乃さん、美味しくイって?」
「あ、っぁあ!!ん、っぁあああ…………っ!!」
身体に一気に力が入った瞬間。
ぐ、と彼の体重があたしにかかって。
唇が塞がれた。
瞬間。
子宮に放たれた熱い彼の熱が爆ぜたのを感じた。
「…………っあー!!おいし………」
意識が飛ぶ、直前。
彼の嬉しそうな笑顔だけが視界にうつって。
「おやすみ雪乃さん、ごちそうさま」
そう頭を撫でる心地いい感覚とともに。
そのまま意識は闇の中へと沈み込んで行った。