第1章 Bocca della Verità 死柄木弔(ヒロアカ)
「2人で仲良くヤリながら壊れようぜ」
そう言って死柄木は再び、歩に口付ける
どう考えても常軌を逸してる
チュ…グチュ…ジュルッ
「ハァハァ…お前、満足するセックスしたことないだろ」
当たり前だ
満足するも何も、何往復かする間に陰茎は食い千切られるのだから仕方ない
最もターゲットであるヴィランに満足のいくセックスなど求めていないけれど…
だから歩にとってセックスとは気持ちの良いモノでも何でもなかった
ただ、敵を斃すための技術ー
「お互いこれが人生最期のセックスなんだから、せめて女の悦び感じろよ」
死柄木が言う
今なら逃げようと思えば逃げられるか…
ホークスに助けを…
巡る思考を停止させた
ああ…悪くないかもしれない
死柄木は超常解放戦線のトップ
そのトップと相打ち出来るなら願ったり叶ったり
そんな風に自分の行いを正当化するけれど
本当はただ
女の悦びを知りたいだけなのかもしれない
歩は自ら死柄木の首に腕を回して、乱暴な口付けに応えるように舌を絡ませる
ペチャ…クチュ…ハァハァ…
死柄木の紅潮した頬を見て色っぽいとさえ感じる
ここに来る前は、ただただ悍ましいと思っていたのに
「もう我慢出来ねぇ」
死柄木はバキバキに硬くなり、天を仰ぐ男根を取り出す
見たことのない程の大きさに歩の子宮がキュンと疼く
挿れてほしい
滅茶苦茶にしてほしい
ヒーローなんかじゃなくただの雌としての欲望に支配される
死柄木は歩の片脚を手首に引っ掛け、破れたストッキングとショーツをずらすと、立った状態で陰茎を蜜壺に押し当てる
ニュルッニュルッニュルッ
愛液を塗りつけるように入口を弄ぶと、更にトロトロの蜜が溢れてくる
「ンッンッンッ」
まだ挿入されていないのに喘ぎ声が洩れる
そんな歩の様子を見て、死柄木は愛液に塗れた肉棒を彼女のクリトリスに押し当て上下に動かす
グリッグリッグリッ
肉棒が充血した突起に擦れる度、歩の身体が反応する
「…ぁアッ…もう…」
「ハァハァ…もう、なんだよ」
「欲しいのぉ…」
「ッツ…テメェその声やめろ」
ズプンッ
「あああっ」