第1章 Bocca della Verità 死柄木弔(ヒロアカ)
「…作戦どおりってわけか?」
死柄木はそう言いながら彼女のヴェールを乱暴に剥ぎ取る
死柄木の手の中でバラバラになって床に散らばったヴェールに目を落とし、彼女はゆっくりと死柄木に視線を戻す
その暗い瞳には今まで犯して壊した女たちのような、驚愕や絶望は映っていない
「お前何モンだ?」
「…気になる?」
「ああ、お前のこと全部教えろ」
そう言ってひび割れた唇で激しく貪るように口付ける
チュ…クチュ…レロ…ジュルッ
ハァハァハァ…
頭がグワングワンする
まるで脳内に直接媚薬をブチ込まれたみたいだ
欲しくて欲しくて堪らなくなる
どういう個性だよ
そんなのどうでもいい
コイツを滅茶苦茶にしたい
早く挿れたい
肉厚な唇を舐め回しながら、ワンピースを引きちぎると上半身が露わになる
黒いレースのブラを剥ぎ取り、床に放り投げる
「ハァハァ…良い身体だな、鷲掴みに出来ねぇのが残念だ」
チュ…ジュルッ…レロレロッ…ガリッ
「ンンッ」
形の良いバストを弄ばれ、女はビクンと反応する
「…感じてんのか?」
「…ンッ…こんな優しく前戯して貰えるなんて思ってなかったわ」
「カラッカラのマンコにブチ込んでも気持ち良くないからな、俺のことを拒絶しながらもトロットロに蕩けた孔を凌辱すんのが堪らないんだよ」
ビリッ
「ああっ」
「でもお前には必要なかったか?こんなにグチョグチョに濡らして」
死柄木は辛うじて自由の利く左手で黒いパンストを引き千切り、ショーツの上から彼女の秘部を弄る
そしてショーツをずらして指を挿れようとして…
ハッと我に返る
ー何故なら女は少し笑っていたから
何かがおかしい
コイツは俺に抱かれにきたわけじゃない
俺を殺しにきたはずだ
なのに何故大人しくされるがままに?
それに犯されてるはずなのに、この薄ら笑い
もしかして…
真実の口
その個性の意味は…
ローマにある有名な石の彫刻
真実の口
偽りの心があるものが手を入れると、その手を食い千切られる
なんていう物騒な観光名所
彼女の個性…
もしかして真実の口は
唇じゃなくて…