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もう一度、を叶えるために。second

第6章 逃がさないんだから…!



『まぁ…そうですね。死ぬのは怖くないですけど…。』

だけど、自分の死とイタチの死が連動してるのは嫌。

『自分が死ぬ事で他に迷惑がかかるのは嫌ですね。』

答えたら絶句された。
なにゆえ??

綱手様は片手で目元を覆うと、深くため息をついた。

『私は別の心配をした方がよさそうだな。』

どういうこと??

『まぁいい。望み通りの呪印を作ってやる。』

『え、でもリスクは?』

どんなに便利な術でも、イタチが死ぬリスクがあるのは困る。

『それもどうにかしてやるよ。』

よっしゃあ!

『あざーすっ!』

『ちゃんと言え、ばかもん!』

ゴン!とゲンコツをもらい、ちょっと涙目になった。

『ありがとうございます。よろしくお願いします。』

今度は礼儀正しく頭を下げた。


―――
ーー


っていうやり取りがあって完成したのが、この呪印。
あれやこれやと、術式を書き換えたり、植え付け方法を模索したりして、やっと形になった。

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