第15章 決別
「やっちゃっていい?」
「いや、まだ気が早い。」
先に手を出されたって証拠を残さないと。
「ここに戻ったのが運の尽きだ。この因縁に終止符を打ってやる。」
「ふん、やれるもんならやってみな。」
言い終わらない内に、起爆札付きクナイが大量に降ってきて、みんなを抱えてかまくらで防ぐ。
ドカンン!!!
防いだと同時に万華鏡を出して、かまくらからみんなを連れて瞬間移動。
「いないぞ!?」
「何処だ!?」
「あそこだ!追え。」
塀の上に移動した私達。
まぁ、目視の範囲だからね。
見つかるのは致し方なし。
「よし、逃げよう。」
「「うん。」」
「もう、反撃していいよ。でも、白虎姿はなしで。」
「「分かった。」」
短い里帰りだったわ。