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もう一度、を叶えるために。second

第15章 決別



「取り敢えず、自来也の為でもある。それはこちらでも何とかしよう。」

「お願いします。それと出来れば、ナルトと八尾の人柱力の人、可能なら我愛羅くんとの接触を試みたいんですが…。」

これは、さすがに厳しいだろうな。
言ったら、シズネさんは案の定、眉を顰める。

「それは出来ないわ。あなたを疑う訳じゃないけど、写輪眼と尾獣はあまりにも相性が悪いもの。それに人目を避けることは不可能に近いわ。」

「ですよねぇ…。」

でも、我愛羅くんをそのままにするのもな、目覚めが悪いっていうか。
でも、逆を言えばここで一尾と切り離してもらえたから、生き残ることが出来た、とも言える。
遅かれ早かれ、尾獣は狙われて抜かれる。
ナルトが避けられなかったなら、我愛羅くんも避けては通れない。
尾獣と人柱力は文字通りの心身一体。
人柱力にとって、尾獣は命そのものだ。
ナルトが助かったのは、確か、封印してあった半分を入れられたから。
いや、待てよ?八尾の人が助かったのは何でだったっけ?

「エニシ〜?また、な〜にを知ってるのかな?」

「え?」

あ、あれ?
気づけばじと〜と三人から見られていた。

「あ、え〜っと…。」

「知ってることは話すよね?」

「ハイ…。」

我愛羅くんのことを話すことになりました。

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