第14章 ♪龍地洞ってどんなとこ?
「そりゃあ、すまんこって。」
「ほんとにねー。」
「でも、白蛇と話が出来たから良かったー。」
二人はそう言って大きな欠伸を一つ。
さて、このまままったりお休みモードかと思われた時、サソリさんが立ち上がった。
「おい、ペットと同伴なんて冗談じゃねぇぞ。」
「え?」
何で?
「え?じゃねぇよ。てめぇら外で寝ろ。」
「そんなぁ…。」
その言葉に、困りながらも声を上げるけど、黙殺する勢いで圧がかかった。
「わ、分かりましたよ、もう…。外にもう一個作りますから。」
「当たり前だろうが。」
そこまでですか。
人と一緒にも嫌がるけど、事、動物に至っては毛嫌いの域かも。
「「ぶ〜!!」」
「喧しい。」
…しょうがない。
とりあえず、場所はまだあるからもう一個作りますかね。
寒いし、どうせなら双子達と寝るかな。