第13章 思ってたよりも綺麗な人
友達ん家へのご招待、パート2…ってか?
「「「おじゃまします…。」」」
「…遠慮は要らないから普通に入りなさいよ。」
って言われてもピッカピカなんだもん。
この前、それなりに汚しちゃったから掃除大変だったと思うんだ。
なのに、またもや…。
「汚れたら掃除すればいいんだから。とにかく早く入ってドアを閉めなさい。」
「ハイ…。」
有無を言わさず言われて、私達はいそいそと入って鍵を閉めた。
鍵なんて意味ないんだけどね、気分的ね。
あ、どうせならついでに探っとくか。
「…円。」
家の周辺は異常なし。
10m…30m…あら…?
久々だからかな?
腕が落ちたような。見づらい感じがする。
とりあえず、ここまでにしよう。
下手に伸ばして逆探知されたら下策になる。
「…今、何したの?」
少し居心地悪そうにする小南に、私は苦笑する。
「探りを入れたの。外に誰もいないのを確認したくて。」
「視線が合ってないのに、見られたように感じたわ。」
「写輪眼で全方位を見たの。索敵術だと思ってくれればいいよ。」
「そうなの…。写輪眼って万能なのね。」
よく言われる(笑)
「滅茶苦茶、訓練する必要はあるけどね。」
私の答えに、小南はくすりと笑う。
「がんばった結果なのね。」
「だね。なんせ、諦めの悪い女ですから。」
「ふふ。おかしな子。」
良かった。
笑ってくれる。