第13章 思ってたよりも綺麗な人
説明しましょう。
私達が今いる所は、私の作った亜空間エリアです。
何故そんなことができるのかと言うと、前にオビトと出くわしたことがあるからさ。
あの時に色々と間近で見させてもらいました。
えぇえぇ、先生ばりにコピーしましたとも。
二年かかったけどね…。
いやさ、本当は瞬間移動的なのが出来ることを期待してたわけよ。
んで、万華鏡を色々試してみたけれども、全然上手くいかなくて…。
副産物的に、このエリアが出来上がったってわけ。
デイダラが思い切り暴れてもびくともしないから強度は折り紙付き。
だから、デイダラと一悶着付ける時によく使うの。
なんでかね、実影響…例えば瀕死の怪我とかは術を解くと無かったことになるの。
だから、事故っても術を解いちゃえばあら不思議、元通り。
でも、身体はちゃんと吸い込まれるんだよね。
自分でもどうなってんのか、よく分からん。
「よ〜し、あとで吠え面かくなよ!?」
「はいはい。バッチこ〜い。」
「毎度何なんだよ、その掛け声はよ。」
「部活の時とか、玉受けする時に言うとしっくりくるんだよね。」
「なんだそりゃ。まぁいい。いくぜ!」
「おうさ!」
それを合図に、デイダラから爆弾の群れが展開された。
おうおう、バーチャルだからってこれでもかってほど出してきたな。
それが、ヒュンヒュン飛んでくる飛んでくる。
避けられるものは避けて、飛ばせるものはどんどん弾き飛ばす。
「オラオラ、こんなもんじゃないぜ!」
「げっ。」
次に出てきたのは虫みたいな小型版弾。
集団だとスライムみたい…いや、蜂か。蜂だな、これ。
こういう時は…
「土遁、土流壁!」
を、建てまくる!