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もう一度、を叶えるために。second

第4章 久方ぶりの里帰り2



サスケと言えば復讐に全てを捧げる人って感じかな。
つまりは、自来也様の懸念は私が医療忍術で悪事を働くかもと懸念してる?

「…私は綱手様に医療術を教えてもらう時、条件を言い渡されました。”医術を人殺しに使わない事”、”犯罪組織に関わらない事”。」

自来也様はそれを聞いて、難しい顔になった。

「…お前さん、その力を使って復讐したいとは思わんのか。一族を滅ぼしたモノを。」

復讐、ね。
正直ね、恨みがないわけじゃない。
ただ、サスケみたいにそれに意義を見出せないだけ。
死んだ人が生き返るなら喜んでするけどね。主にダンゾウに。
でも、そんな事起こりっこないから望まない。ってなる。

だけど、それを正直に告げるとどうなるか…。


――
―――


『興味がありません。』

仮にそう答えたとする。


『そうか、それは良かった!』

…みたいなことを自来也様は答えるだろう。


『この裏切り者!!』

…サスケは絶対こういう反応しそう。




逆にサスケに気を遣って。

『恨みがないわけではありません。』

って答えたとする。


『お前はやっぱり危険だ!』

…って自来也様は判断しそう。単純に。


『やっぱり俺は間違ってないんだ!』

…ってサスケに思われても面倒よ?


―――
ーー



答えるメリットある?

いや、ないでしょ。


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