第12章 懐かしい顔と新しい顔
さっきの口ぶりからして、あそこが一番のヒントがある場所だったんだろうな。
ってことは、もうこれ以上探しても意味ないかも。
さっきまで一緒だった影分身は解術したから情報は伝達されたし、今頃みんなも出入り口を探してる筈。
「…帰るか。」
ここが引き際だね。
あわよくば、サスケの様子を見れたらな、とは思ってたけど、今のところ影分身達は誰も見てはいないみたいだし。
さて、と…。
「ここはどこだ?」
すんごい迷子の予感…。
取り敢えず、真っ直ぐ行けば何処かしらには出るだろうけど…。
「遠回りになりませんように。」
まずはこっちから行ってみよう。