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もう一度、を叶えるために。second

第12章 懐かしい顔と新しい顔



…なんか面倒くさいなぁ。キリがない。
手っ取り早く術者を潰したい。
こういう時は、広範囲の土遁、土波の術。
間髪入れずに土遁、岩鋭槍。こちらも広範囲。
一瞬で辺り一体が巨大剣山と化した。
やっぱ数打ちゃ当たる。
串刺しの術者二人ゲット。
でも不思議なことに血は流れてるけど、痛みに踠いてる様子もない。

あー…これは穢土転生だ。
目が真っ黒だし。
っていうか、この二人どっかでみたことあるような…?
こっちの女の子の方が特に見覚えがある。

おっと、それよりもあと一人は何処行った?
…まだ隠れてるし。
見〜て〜る〜だ〜け〜ってか?
このままロックオンしてみるか。
土遁、土凌枷!

「なっ…!?」

おっと〜?
上手くいったんじゃね?
さてさて、どんな奴かな。

ざっざっと態と足音を立てて近づいていく。
その方が怖いでしょ?

木の裏側へ回って正面から見てみたら。
あらまぁ。
薬師カブト、だっけっか。
少し暗い銀髪?灰色の髪に黒縁メガネに白のTシャツに黒い忍服。
…まんまだな。
地味な印象。これは素顔晒しても埋没しやすい。
ある意味忍向き。
あれ、私が女で驚いてる感じ?
瞳が見開かれてる。

その時、ふと後ろ側から気配が現れた。

「あら、誰かと思ったら。」

振り向くと、これまたそのまんま蛇の大蛇丸がいた。
実写のが倍キツかった…。

「うちはの子じゃないの。名前は…エニシだったかしら?」

え、私を知ってるの?
自分で言うのも何だけど、私主要キャラじゃないけど。

「くくくっ。知ってるわよ。綱手に弟子入りした子でしょう?」

あー、綱手様繋がりでチェックされてたのか。

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