• テキストサイズ

もう一度、を叶えるために。second

第9章 久々に血が騒ぐわ…!




そうかからない内に、こちらに手を振る人影を捉える。
その頭は白髪で…

「ちょっと。」

「…!あの…。」

ナルトを白に預けると途端に身軽になり、そのままの勢いで駆け出した。


「なにしてくれとんじゃこらあぁぁ!!!」


「え、あ、え…!?」

さすがカカシ先生。飛び蹴りは華麗にスルーされた。
けど、服の端はガッツリ捕まえたから、そのまま肩車よろしくのしかかった。

「ちびっ子達置いてってどうなったと思う?ねぇどうなったと思う!?」

「あの、ゴメンナサイ…。」

「謝って済むことじゃないよね!?」

アイアンクローをしようと思ったら手を入れられて防がれた。

「暁に襲われたんだよ!白から聞いたでしょ!?私が撃沈したらどうするつもりだったのよ!!」

悔し紛れに、締めるはずだった腕をぐりぐりと揺らす。
チャクラ切れで怪力が使えないのが悔しいところ。

「悪い悪い。だけど、お前に預けて正解だったよ。」

「あ゛!?」

「そう怒るなよ。なんだかんだ言っても、ちゃんとナルトとサクラを守ってくれたじゃないの。」

そんな優しそうな顔と言葉に騙されると思うなよ!

「がるるるる…!」

怒りは収まらないんだかんな!!

「悪かったって、な?」

すまなそうな様子に、私は渋々カカシ先生から降りて、じと目で見上げる。

「…貸し1だかんね?」

いつか返してもわにゃ割に合わん!

「なぁなぁ、サクラちゃんは?」

え、サクラちゃんいないの?
ナルトの声に、きょろきょろと二人で見回すも、あの子の姿は見当たらず。
二人で顔を見合わせて、同時に先生を見上げると苦笑された。

/ 375ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp