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もう一度、を叶えるために。second

第9章 久々に血が騒ぐわ…!




それから、今度は二人で出店を回り、大福を食べたり団子を食べたりと、甘味巡りみたいになってしまった。
でも、イタチは楽しそうにしてたから、これはこれでありなんじゃないかな。

「次はどこ行きたい?」

「そうだな…。」

「あっちはさっき行ったから…、今度はこっち側行ってみる?さっき混んでて行けなかったし…。あれ?」

いつの間にかイタチがいなくなっていた。
今の今までいたのに…。

「おかしいな…。どこ行ったんだろ。」

探しに行こうかと思って体の向きを変えた時、後ろからぐっと肩を掴まれた。
あれ、また捕まっちゃったかな。
そう思って、くるっと首だけ振り返って二度見した。

「よっ。お前こんな所で何してんの?」

それ、私のセリフだから…。

その正体はカカシ先生だった。

「ちょっと付き合ってよ。」

顔が笑って目が笑ってない。

「いやん、付き合ってだなんて〜。わたくし、想い人が…」
「そんなもんいないって言ってたよねー。さ、こっちだよー。」

逃げられんかった…。

「諦めろってばよ、エニシ。」

「この人が、サスケ君と同じ一族の人…?」

ナルトにサクラちゃんまでいるのね。
下手に暴れられなくなったわ…。

腕をしっかり組まれてドナドナされていくことになった。

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