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もう一度、を叶えるために。second

第9章 久々に血が騒ぐわ…!





「おぉ〜、賑わってるねぇ。」

祭囃子が聞こえ、出店がずらりと並び、知らない顔ぶれが行ったり来たり。
外からのお客さんもいるみたいだね。
地元の人は…出店に忙しいかな?
客層は若い人が大半。
友達同士や小さいお子さん連れが多数。
年配の人は子どもに連れられてって人が多いのかな。若い人といるから。

「イタチは何か寄りたい店ある?」

「いや…、俺は特にないが…。」

人の多さに気後れ感があるのかな?
暁ローブは脱がせて正解だったね。
あれ、目立つんだもん。

「とりあえず、見て回ってみよっか。」

「あぁ…。」

さてさて、どんな店があるかしら〜。




「いらっしゃい!お、エニシちゃん!」

焼きそば屋さんをやってるおじさん。
この方、ハイビスカス生産者の一人です。

「お久しぶりで〜す!繁盛してるねぇ。」

「縁日だからな。祭りはみんなが好きだろうし。」

「楽しいもんね〜。ところで、今、全体の何割ほど?」

仕入に対しての売上の割合。
売れ残りが出ると赤字だからね。

「まだまだ。始まったばっかだからな。これから客足がどんどん増えるぜ。」

「始まったばっかなんだ。それでこれだけ人がいるのを見ると期待できるねぇ。」

「今日はがっぽがっぽ稼ぐぜ〜!」

「その意気その意気!お客さんサービスも忘れずにね!」

「おぅよ!お客様さまさまってな。エニシちゃんも楽しんでってくれよ!」

「ありがとう!いっぱい寄らせてもらうね〜!」

バイバイと手を振って次へゴー!

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