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もう一度、を叶えるために。second

第9章 久々に血が騒ぐわ…!



「斬不斬さんも生でマスク姿初めて見ました。」

包帯ぐるぐるマスクにネイビーの額当て。
濃いグレーでノースリーブタイプのツナギ服みたいなのに、腕と脚にはウォーマーみたいなのを付けている。
普段はすっぴん(マスク無し)だし、Tシャツにジーンズ姿が多い。

「そうだろうな。」

「でも、この姿で白と並ぶと、ザ・スチル!って感じでお得感ありますよね。」

「何語しゃべってんだよ。」

「スチルは写真みたいな意味合いで、何て言うのかな…。あ、ベストショット写真みたいな意味です。」

「…なんだそりゃ。」

「あとで写真撮らせてくれません?」

「お断りだ、大ボケ野郎が。」

ちぇっ。
あ、そうだ。

「ねぇ、この資料見てくださいよ。コンクリの作り方が載ってますよ。」

斬不斬さんに資料を渡すと、片眉が上がる。

「…石の作り方なんて必要か?」

「多分、普通の石より強度高めですよ。私でもコンクリは砕けないかも。この家にも多分使ってる。」

実際、穴が空いてる所は鉄筋が剥き出しになってるだけで、その余波は周りに広がってはいない。
普通の岩だったら、罅が入れば連鎖して崩れるだろうな。

でも、斬不斬さんは信じられないらしく怪訝そうにする。

「木の家だったら、まず倒壊してそうなほど暴れたのに、ここはまだピンピンしてるでしょ?そんな建築材料、この世界にないんじゃないですか?」

「言われてみれば…そうですね。」

「これさ、他の建物にもまだまだお宝ありそうじゃない?全部ひっくり返してみようよ。」

何が出るかな〜♪パート2!

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