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もう一度、を叶えるために。second

第8章 暁に依頼します!



「なら、こうしたらどうでしょう。少なくともこの四人を仕留めて晒し首と一緒に釘を刺す手紙を送るんです。」

「…意外と過激ね、白君。」

綺麗な顔してえげつないわね。

でもそうねぇ。
脅迫状か…。
悪くないんだけど、下手に刺激することになるかもしれないのがイヤよね。
蜂を一匹攻撃したら集団で襲いにきました、みたいになったら面倒なんだよ。

「逆に囮を作れたら楽なんだけどねぇ。」

「囮?」

「そう。『こちらは異常ありません』ってその盗賊団の棟梁に報告する。でも、実際は制圧して綺麗に掃除したあと、ってな状況。そういう状態を作れたら楽かなぁって。」

でも、それってここのエリアだけでも完全に制圧して、蟻一匹外に出さない状態を作らなきゃいけない。
その為には相手の状態や人数まで正確に把握して、瞬殺する勢いで抑えないといけない。
正直、三人でやるには荷が重い。

「ふむ…。ならば提案があるのですが。」

鬼鮫さんから珍しく乗り気の言葉が出た。

「海凪亜門と手を組む気はありませんか?」

誰ですか?それ。

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