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もう一度、を叶えるために。second

第7章 お宝探しにご同行〜




宿に着いた頃には、夕暮れが迫っていた。
結構かかっちゃったな。
私達はイタチと鬼鮫さんの部屋へ直行する。

「戻りました〜。」

「おや、随分かかりましたね。」

「すみません、色々見てたらちょっと楽しくなっちゃって。」

荷物を置いとける場所さえあったら買いたい物はいっぱいあった。
家ほしいなぁ。

「…武器に手榴弾に薬草ですか。」

鬼鮫さんは、窓辺から立ち上がり私達が広げた荷物をしげしげと見た。

「鬼鮫さん、クナイとかどうしてるんですか?刃こぼれとかしません?」

「私は自分で研いでますから。刃こぼれも自分で直します。」

「すっごーい…。」

私は刃こぼれしたら売って買い直す派。
さっきのお店でも、前のクナイは売っちゃった。
二束三文だけど、研げば使えるから捨てるのは勿体無い。かと言って、上手く研げないから自分ではやらない。
だから、専門家に丸投げだ。
餅は餅屋よ。

「あなたもこれから使う機会が増えるんですから、研ぎ方を身につけた方がいいですよ。」

確かに…。

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